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西部ガス主催イベント!「巻き寿司アート」で和食文化を継承

西部ガス主催イベント!「巻き寿司アート」で和食文化を継承のイメージ

北九州市内にある西日本総合展示場で開催された「西部ガス・くらしがスマート」で、日本の伝統食「巻き寿司アート講座」を担当させていただきました。



今回のイベントでは、10時半〜と16時〜午前と午後の部で、各回抽選で15名様のみということで整理券が配られ、イベントが始まる何時間も前から行列ができていました。



ステージの上から1つ1つの工程をデモンストレーションしながら、参加者の皆さまと一緒に「飾り巻き寿司」を巻くということで、イベント前の打ち合わせも入念に行われました。



通常の教室とは違って、手元の細かい部分が見えにくいということもあり、大型画面のスクーンを通して1つ1つの工程がわかるように、また抽選にもれて参加できなかった方も映像を通して「飾り巻き寿司」の作り方をご覧いただけるように、マイクとカメラをセットして事前の準備は完了です。



説明するたびに、うんうん とうなずいて一生懸命聞いてくださる男性や
、1人で参加した小さなお子様も、初めて巻く「飾り巻き寿司」に一生懸命!



午後の部では、午前中とはスタイルを変えて、手元の映像が見やすいようにと横一列に並んで「飾り巻き寿司」を体験していただきました。



お一人お一人の進み具合を見ながら。ゆっくりと進めさせていただき、いろいろな表情をしたカエルの飾り巻き寿司が出来上がりましたよ。



お子様に大人気のキャラクターも、デモンストレーションのみですがご紹介させていただきました。



今は、ご自身でお寿司を作る方も少なく、”巻きす” を使ったことがないという方もめずらしくないのですが、今回のように企業様の大きなイベントで、日本の伝統食や、和食の素晴らしさを次世代につなげようとする取り組みが行われているのは本当に素敵なことだと思います。



「飾り巻き寿司」は、江戸前寿司の「細工寿司」と千葉県の郷土料理「太巻き寿司」の技術が融合してできたものですが、「巻き寿司」は、寿司が保存食から大きく変化する時期に誕生し、そのルーツは、発酵寿司の「棒寿司」だと言われています。



江戸時代、庶民文化が花開き、好景気で食環境も好転し、食べ物も幅広い食べ物が流行りはじめ、粋な遊び心から「巻き寿司」も生まれたようです。
関西では、具材が一種類では寂しいと豪華な「太巻き」が好まれ、江戸では、具材はすっきりと粋な「細巻」が好まれたようです。



関西、関東 各地方で地域ごとに特色あるお寿司が、婚礼、祭り事、ハレの行事で親しまれてきましたが、ライフスタイルの変化で、家庭で寿司をつくる機会が減り、各地で伝えられてきた郷土寿司が廃退しつつあります。



「飾り巻き寿司」は、日本の伝統行事、紋様、家紋などをかたどった日本伝統の古典柄、自然をモチーフにしたモダンなデザイン、子供に人気の動物やキャラクターなど、さまざまなデザインを「飾り巻き寿司」で表現し、作って楽しい!目でも楽しい!食べても美味しい!巻き寿司として進化を続けており、今回のようなイベントは、日本の伝統食や郷土料理、和食文化、伝統技術の継承につながる取り組みの1つといえます。